家を建てる際に、土地や建物の面積を把握することは非常に重要です。
その際、面積の単位として「m²(平方メートル)」と「坪」という異なる単位が使われることがあります。
ここでは、それぞれの単位の違いと、換算方法についてご紹介します。
m²(平方メートル)とは
「m²(平方メートル)」は、国際的に広く使用されている面積の単位です。
1辺が1メートルの正方形の面積が1平方メートルとなります。建築や不動産においても、世界中で標準的に使用されています。
例えば、100m²の土地は、10m×10mの正方形の面積です。
坪とは
一方、「坪」は日本独自の面積単位で、古くから使われてきました。
1坪は約3.3m²に相当します。具体的には、1辺が6尺(約1.818メートル)の正方形の面積が1坪です。
日本の不動産業界では、特に住宅や土地の面積を表す際によく使われます。
m²と坪の換算方法
m²と坪の換算は、以下の式を使って簡単に行うことができます。
※式で使用している「≈」は近似値(正確な値ではない)を表します。言い換えれば「おおよそ」という意味になります。
1坪 ≈ 3.3058m²
1m² ≈ 0.3025坪
例えば、50m²の土地を坪に換算する場合は、
50m² ÷ 3.3058 ≈ 15.1坪
となります。
また、100坪の土地をm²に換算する場合は、
100坪 × 3.3058 ≈ 330.58m²
となります。
どちらを使うべきか
どちらの単位を使うべきかは、状況によります。
国際的な取引や広く情報を共有する場合にはm²が適していますが、日本国内での住宅や土地の購入を考える場合には、坪の方が一般的でわかりやすいことが多いです。
特に年配の方や不動産業者との会話では坪がよく使われるため、両方の単位に慣れておくと便利です。
実際の例
例えば、家を建てるために100m²の土地を探している場合、それは約30坪の土地を探していることになります。
逆に、50坪の広さの家を建てたい場合、それは約165m²の家を建てたいということです。
m²と坪の違いを理解し、適切に使い分けることで、土地や建物の広さを正確に把握しやすくなります。
これから土地や家を探す際には、ぜひ参考にしてください。